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広島カープ25年ぶりの優勝によせて。

この記事はfeedforce Advent Calendar 2016の23日目の記事です。

22日目の記事は、藤井さんの 2017年のオススメ正月歌舞伎公演のご紹介でした。

 

 

割れんばかりの声援と紙テープ。

喜びに浸る人、涙をぬぐうひと。

 

そして何より、一目散にマウンドへと駆け寄り、

次々と折り重なっていくカープの選手たち。

 

2016年9月10日。広島カープ25年ぶりの優勝。

その光景を目の当たりにしながら、

私の脳裏を駆け巡っていたのは、

今年の快進撃ではなく、

これまで幾度となく辛酸をなめてきた数々のシーン。

そして苦しい思いをしてきた時代を

支えてきたカープの選手たちでした。

 

「広島9連勝!!1位!!」

18年前、祖父母の家で流れていたニュースから聞こえてきたこの一文が、

悪魔(いや試練と呼ぶべきでしょうか)の始まりとは、もちろん知る由もありませんでした。

 

「東京出身なのになんでカープファンなの?」とよく聞かれますが、

18年前に「広島9連勝!!」というこのニュースをテレビで見たからです。

 

ただ単純に、
「広島って強いんだ。じゃあ、おじいちゃんは巨人が大好きだから、
 広島を応援することにしよう」
と思っただけ。

決して弱いチームをあえて好きになるような子供ではなかったです。

 

「今日から広島を応援する!!」

意気揚々と宣言はしたものの、次、祖父に会ったときにはカープはすでに4位。

結局、1998年の順位は5位。

その9連勝が、俗に言う「カープは鯉のぼりの季節まで」の象徴だったと気づくのは、もう少し年月が経ってから。

 

カープは99年、00年も5位。

強いと思って応援を始めたチームが3年連続で5位・・

 

ファンクラブにも入会し、毎年のイヤーブックを楽しみにしていたこの頃、

カープが負けると猛烈に悔しくて。

 

ネットで一球速報を見られるなんて時代ではなかったので、

日々の試合結果の情報源は毎朝の朝刊でした。

 

学校に行く前に新聞を取りに行き、カープの試合結果を確認。

勝てば機嫌がよく、負ければ朝から不機嫌。

特に勝った日は、学校から帰ってきてからも新聞を読み、夜にも熟読。

もちろんカープの試合結果の欄を。

 

それ故、最初に覚えたカープの選手への思い入れは相当でした。

緒方、野村、前田、江藤、金本、町田、浅井、ディアス、西山、佐々岡、紀藤、ミンチー。。

 

今見ても、わくわくするようなメンバー。

 

でも、そんなメンバーが奪い取られるんだと知ったときの驚きは表現しようもなく。。

ずっとカープの4番だと思っていた江藤が巨人に移籍したのは1999年のオフ。

当時はもう本当に奪い取られたという思いで、

巨人が嫌いになりました。。

 

それからというものの、

金本、新井、黒田、大竹と主力がいなくなる度に、

カープの優勝なんて夢物語だと自然と悟っていたのです。

 

2001年以降も、

01年4位、02~04年5位、05年6位、06~07年5位、08年4位、09年~11年5位。

 

「万年5位」。当時のカープを揶揄する表現です。

 

応援するチームを変えようとは何度も思いました。

中日ファンに変えた!」

「ヤクルトファンに変えた!」

でも結局、真っ先に確認するのはカープの試合結果でした。

 

負けが続く現実世界を離れて、ゲームの世界でカープをどれだけ1位に導いたことか。

ゲームで設定されているカープ選手の能力に納得がいかず、サクセスで作り直しては、自分思いのままのオーダーで勝ちまくる日々。

 

きりがないです。

 

ずっと憧れだった緒方

絶対的なエース佐々岡

いつになったら帰ってくるんだと思っていた紀藤と横山

目を覆いたくなるような東出のエラー、その後の活躍

左右の代打の切り札、町田と浅井

袖をたくし上げる森笠

最強のユーティリティープレイヤー木村拓也

ロペスとディアスのコンビ

投球フォームが好きだった長谷川、天野

左のエース高橋建

開幕当初絶好調だった鶴田

髭が印象的な抑えの小山田

苫米地、河内のコンビ

福地と岡上の走力

ずっと大好きで、一瞬夢をみた末永の3ラン

シーツ、ラロッカのコンビ

最高だった1番ショート尾形と無念の怪我

忘れられない遅咲き嶋の首位打者

澤崎、青木高、梅津。。

栗原の無念

エースと4番が抜けた2007年のオフ

 

数えきれない選手と思い出のシーンが、パズルのピースのように思い起こされ、

その一番真ん中に、ふと胴上げのシーンが当てはまったとき。

 

あ、すべてはこの日のために繋がっていたのかなと勝手に思ったのです。

今までのカープの選手の無念をやっと晴らすことができたはずだって。

 

ファンになった1998年以降

1146勝1340敗 借金194

機嫌が良かった日1146日

機嫌が悪かった日1340日

その弱さにうんざりの日々

でも、そんなことがどうでもよくなった

最高に機嫌が良い一日

 

2016年9月10日

カープファンでよかった